明鏡止水のお酒はどんな酒?
先日行われたなかむらやで行われた蔵元と美味しいお酒を楽しむ会の第2段として明鏡止水の大澤酒造のお酒について書いてみました。明鏡止水の蔵元の大澤酒造は長野県の佐久市茂田井にあり、1689年より酒造りを始めた老舗の蔵です。この地区は蓼科山のなだらかな北斜面にあり、朝廷に献上する御料牧場があったところで、豊かなお米や豊富な水にに恵まれているところなので、酒造りに向いているのでしょう。生産高は1000石くら...
View Article湯川酒造店を応援する会 inきの字
この会は地酒屋こだまの武さんが企画したもので、今年湯川酒造店が火災にあって、今期後半の造りを断念せざるを得なくなったことから、湯川酒造店を励まして応援しようと、東京の長野メッセで上京する機会をとらえて、東京で3日間開催され、5月17日の金曜日に最終回として新大塚のきの字で行われました。湯川酒造店は長野県の西の岐阜県にに近い木曽渓谷の奥深くの薮原宿にある蔵で、江戸の初期からある老舗の蔵で、木曽路と木祖...
View Articleいわて酒物語2013には色々発見があったよ
いわて酒物語2013は6月12日に池袋のメトロポリタンの富士の間で行われました。この会は岩手県の酒造組合が主催するもので、今年で2回目だそうです。去年は残念ながら参加できませんでしたので、僕にとっては初めての参加になります。最近各県の酒造組合主催の日本酒の会は年々広がるばかりで、その中では遅ればせながら出てきた会として、どのようであったかを僕なりに感じたことをまとめてみました。僕の勉強不足で、岩手の...
View Article天山酒造の酒の味は安定してますね(藤井社長の秘密?)
神田の醇さんのところで佐賀県の天山酒造を囲む会が開かれましたので、参加してきました。天山酒造は佐賀県の小城市にある老舗の蔵元で、現在は七田謙介さんが6代目で後を引き継いでいます。その謙介さんに来ていただきました。お酒の紹介の前に天山酒造についてご紹介します。蔵は自然が大変豊かな小京都といわれる小城(おぎ)の祇園川沿いにあります。この川は天山からのわき水が川となったもので、水がきれいなことから源氏ボタ...
View Article越前・若狭の地酒と蛍の夕べの会に参加して
6月26日水曜日に椿山荘の4階ジュピターで福井県酒造組合主催の地酒の会として「越前・若狭の地酒と蛍の夕べの会」が開かれましたので、参加してきました。福井県の17の蔵元が参加しての会ですが、福井県には35ぐらいの蔵があるので、約半分の蔵鹿参加していません。特に人気蔵の加藤吉平商店が参加していないのは、拍子抜けという感じですね。今まで福井県は表参道のふくい南青山291でこじんまりやったことはありますが、...
View Article小江戸鏡山酒造ってどんな蔵なの?
先日神田の醇さんのところで小江戸鏡山酒造さんを囲む会がありましたので、参加してきました。この会は鏡山酒造を応援している地酒屋こだまさんと醇さんのコラボレーションで生まれた会です。鏡山酒造からは蔵人兼営業部長の五十嵐昭洋さんが参加されました。また、この会にはわっしょいを主催している兵道俊美さんも参加されていました。この方が五十嵐さんです。後ろに醇さんのお姿も見えますね。五十嵐さんは埼玉県の飯能市にある...
View Article愛媛の酒を楽しむ会に参加して見つけた新しい蔵
7月の25日に愛媛の酒を楽しむ会2013が椿山荘で行われましたので、参加してきました。今年で5回目の開催です。僕は去年参加できなかったので、2年ぶりの参加です。前回の会のことは下記のブログに書きましたので、ご覧ください。http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-7b97.html愛媛のお酒は東京では意外と知られていません。大手の梅錦や最...
View Article今日渋谷の道玄坂に米心がオープンします
今日渋谷の道玄坂に地酒の専門店の米心がオープンします。米心は野崎総店長が池袋北口の酒菜家からスタートさせ、新橋の野崎酒店、神楽坂の醸蔵、南池袋の裏やに続く5店目のお店として開店したものです。昨日開店の前夜祭として、昔の酒菜家グループの仲間が声を掛け合って急遽集合することになり、参加してきましたので、どんなの店かをご紹介したいと思います。まず住所をお教えしましょう。東京都渋谷区道玄坂2-10-12道玄...
View Article2013年雄町サミットの優秀賞はどこ?
今年で第5回の雄町サミット賀8月1日木曜日に椿山荘の1階で行われました。利き酒会の前に小泉武雄さんの日本酒の謎を解くという講演を聞きました。小泉先生のお話はとても面白いのですが、先生がついつい熱演してしまうので、お話が終わりに行かないうちに途中で終わってしまうのは残念に思います。いつか時間制限なしでまとまったお話を聞いてみたいですね。そんな企画をしてくれませんか。さて、講演会の後に午前中に行われた優...
View Article岐阜で見つけた気に入った岐阜の地酒
8月11日日曜日に岐阜で開催された「岐阜の地酒に酔う」に参加してきました。岐阜の地酒に酔うの会は毎年如水会館で行われ、今年で5回目になるのですが、僕は初回から毎年参加していたのですが、去年は参加できず、今年は是非参加しようと6月には申し込みが終わっていました。そんなときに入江亮さんから岐阜で開催される岐阜の地酒に酔うの会に参加しませんか。翌日はどこか蔵見学をしようと思っているのだけど、どうしますかと...
View Article岐阜の林本店のお酒は将来が楽しみです
岐阜の地酒に酔うの会の翌日の朝、榮一や百十郎のブランドを持つ林本店の蔵見学に行きました。林本店は岐阜県の各務原市にある蔵ですが、1920年(大正9年)創業の比較的新しい蔵です。昔は軍御用達のお酒を作っていたそうですが、先代の社長が特定名称酒の榮一を誕生させ今に至っています。現在の社長はこの蔵元の娘さんの林里榮子さんで5代目になるそうです。この蔵に見学に行くきっかけを作ってくださったのは、今回の企画を...
View Article長良川の小町酒造はこだわりの酒造りをしています
各務原の林本店の蔵見学のあと、里榮子さんの推薦の鰻屋さんで昼食をとってから、小町酒造まで車で送ってもらいました。小町酒造は高崎本線の蘇原駅より北に2-3kmほど上がったところにありますが、林本店と同じ各務原市にあるので、車で10分くらいで着いてしまいました。この蔵の創業は明治27年で、金武吉兵衛さんが酒造免許をとり、酒造りを始めたそうです。小町酒造の名前は小野小町と関係があるらしいのです。小野小町の...
View Article佐久の花酒造はひとごこち一筋の蔵です
佐久の花酒造の蔵元を囲む会が8月末に神楽坂の居酒屋「恒」で開かれましたので、参加してきました。飯田橋の神楽坂通りの坂を上がりきった神楽坂上を右に曲がると直ぐのところにありますが、とても小さな居酒屋です。そのお店の名前は旬彩料理「恒」と言います。写真が入口で黄色いオートバイは店の御主人が仕入れに使っているもののようです。ご主人のお名前は新海恒雄さんで佐久の出身で、自分が住んでいたところから蔵がみえるほ...
View Article数馬酒造は今変わろうとしています
夏の終わりに神田の醇さんのお店で、数馬酒造さんを囲む会が開かれました。数馬酒造って知っていますか。能登半島の輪島とは反対側の東側の海岸にある鳳珠郡能登町宇出津(うしつ)にある蔵です。江戸時代より味噌醤油の醸造を生業としてきましたが、その仕込み水が酒作りのふさわしいことから明治の初めに酒屋を創業した蔵です。仕込み水は笹川(笹谷川)の上流で笹が生い茂るところにあり、その笹の葉にちなんで「竹葉」(ちくは)...
View Article新政の特別領布会のお酒から何が見えるか
新政では社会見学的な位置づけで毎年特別なお酒を作って飲んでいただく特別領布会を行っています。この企画は昔から行われてきたそうですが、現社長の佐藤祐輔さんが蔵に戻ってきてから、テーマを決めてやるようになったのが2008年からであり、今年はそれから6年目にあたります。その中身を下に示します。・ 2008年は「新政物語」と称して新政酒造の歴史の解説をした 新政の歴史がわかるラベルを付けたお酒の紹介。・...
View Article写楽が最近旨くなった秘密はなにか?
先日用賀のなかむらやで、写楽と出雲富士の蔵元をお呼びして、杜氏と美味しいお酒を楽しむ会が開かれたので、参加してきました。なかむらやの会は時々参加して、ブログに書いてきましたが、この会は蔵元と親しくお話しする時間が十分に持てることが特徴です。こんなにゆっくりお話をする時間が持てる会はここぐらいしかないかもしれません。この写真は会が始まる前の写真ですが、右にカウンターがあって、椅子席は24~25人くらい...
View Article出雲富士の富士酒造は今伸び盛りの蔵です
なかむらやで行われた杜氏と美味しいお酒を楽しむ会で写楽と出雲富士の蔵元とご一緒させていただき、第一弾として写楽編を書きましたが、その第2弾として出雲富士編を書くことにしました。出雲富士の富士酒造の蔵は島根県の出雲大社のおひざ元の出雲市にあります。この地は日本海と中国山脈に囲まれた出雲平野は新鮮な海の幸と山の幸に恵まれた食の宝庫と言われているところです。日本酒の造りの盛んなところで、今でも5件の造り酒...
View ArticleJOY OF SAKE 2013 の金賞受賞酒(大吟醸編)
JOY OF SAKE 2013が今年も11月の第1週に五反田のTOCビル13階のホールで開催されました。この会は毎年ハワイで行われる全米日本酒歓評会に出品された日本酒を、ホノルル、ニューヨーク、東京の3会場で一般に公開し、人気レストラン自慢の料理とともに美酒を楽しむことができる、全米最大の日本酒イベントです。この会は2001年に米国で開催されましたが、JOY OF...
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